6月にもパリに行ってまいりましたが、
今度はParis Women's Spring-summer 15 (Sept. 23 - Oct. 01 2014)を見に、いえ詳しく言えばBLOGでも書きましたがパリコレにデビューする「ANREALAGE」を見にパリまで行ってまいりました。
本日帰国してきた弾丸出張です。
書きたい事は山ほどあるのですが、またまた長くなってしまうので端折りながら、でも僕の言葉で何かお伝え出来たらと思います。
パリに着いたのは向こうの夕方。
まず"ある方"にお会いし、夕食を共にさせていただきました。
翌朝もその方とご一緒させていただき、ANREALAGEのショー会場へお邪魔しました。
この日の17時からショーだったのですが、(この時点で12時くらいでした)なんだかまだ完全なる準備中というか、決まっていないこともまだあるとのことで終始僕はドキドキしておりました。
僕はその場を後にし、ショップや今回見ておきたい所を回ってきました。
(世界各国のバイヤーさんはそんな時間はないと思いますが、僕はそういう仕事はまったくないので、、、、)
17時。遂に本番。
会場に向かうと、もの凄い人。
6月に幾つかのショーを見ていましたが、僕の思っていた想像以上の人の数でびっくり。
バイヤーもプレスも一般の皆様も。
17時20分。ショーは始まりました。
最前列で見守り続けました。
上の画像は、手の跡が服に残る(影が残る)演出が行われている時。
その後、会場に大きな歓声と拍手、どよめきが起こります。
僕は心の底から震えました。本当にしびれた。
(ショーが終わった後、ホテルで中継の動画を確認しましたがそういう会場の空気感というのは全然伝わらないんだなと実感しました)
(決して中継が悪いというのではなく、ショーはやっぱり生で見ないといけないというのをバイヤーとして再確認したという意味で)
あまりにもしびれたので「その空気を持ち帰りたい」と初めて動画を撮っていたので一応載せておきます。
(画面の向き、ごめんなさい。きっと中継の時の動画とはまったく違うと思います。まだ動画はあるのですがデータが重いので控えます)
もちろん賛否はあったと思うのですが、
会場全体の空気が変わった時に、"何かが変わった"・"何かが起きた"と思いました。
デザイナー森永さんの最後の深々とした一礼、そして大きな拍手と歓声。
本当に見に行って良かった。本当に嬉しかった。
ショー終了後、
僕は誰とも話したくなくなり、誰にも挨拶をせずにひたすらホテルに向かって歩きました。
なんかショーがどうだったとか言葉にしたくもないし、嬉しくて、でもものすごく自分の存在がちっぽけで悔しくて泣きそうでホテルに直行。
facebookとかtwitterにも何も書きたくもないし、とにかく一人でその時を噛み締めたかったと思います。(気持ち悪いんですがそれほどに心打たれました、、、)
森永さんはとにかく一途で絶対に諦めない。言った事を絶対に実現し、嘘がない。
デザイナーとしてだけでなく、人間としても本当に素晴らしい方です。
こんなデザイナー、こんな人間いません。
これからも応援し続けます。
そして、神田恵介さん、坂本先生、ありがとうございました。
(直接何も御礼を言わずに申し訳ありません、、、)
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次の日は気持ちを改めて、パリでもっとも古いと言われるショールームへ。
こちらで「ohta」の'15S/Sの展示会をいち早く見てまいりました。
ohtaの本格的なパリ出展になります。
デザイナー太田さんとも沢山を語り、その場を後にしました。
(敢えて一切画像を撮っていません。そして感想も一切こちらには書きません。あと2週間後には明らかになると思いますので)
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その後はショップを回ってきました。
ショップの空気や商品やその他諸々と、、
これから先に何が必要か、どうしていく事が必要か、それが明らかになった出張でした。
それを存分に生かし、精進してまいります。
ANREALAGEに対するメディア、多くの方々の高ぶりはまだまだ止まることはありません。
もっともっとすごいことになります。
僕も僕の道を信じ続けて進んでいきます。
Seltie 宮下